【活動報告】南区「街の先生」体験クラス「クワガタ博士になろう!」「横浜大空襲と終戦直後のお話を聞く会」
2024年8月7日に南区「街の先生体験クラス」を2つ開催しました。
①クワガタ博士になろう!
②横浜大空襲と終戦直後のお話を聞く会
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①クワガタ博士になろう!
「環境教育」として登録していらっしゃる、藤山 千鶴江さんに「クワガタ博士になろう!」を担当していただきました。
参加者は、5歳から小学6年生と保護者の方々でした。
まずは、クワガタと環境問題、クワガタにはたくさんの種類があって、クワガタが「なぜ黒色なんだろう」「黄色なんだろう」と環境の影響を考えながら、自分たちで思い思いのクワガタの塗り絵をしました。
クワガタの標本もたくさんあり、虫にはさまざまな形や色などがあることを学びました。
最後に、生きているクワガタの持ち方を学び、皆でクワガタに触れてみました。
昆虫採集のマナーを学ぶと同時に、クワガタを触るときは、虫よけスプレーをしないこと、油の入ったお菓子を触っていたら、きちんと水に流してからクワガタに触った方がいいことがわかりました。
現在、藤山さんは自然や生物を大切にし、環境のために責任ある行動をとることのできる人を育成するための体験型プログラムを実施されていらっしゃいます。
<参加者からの感想>
「クワガタの塗り絵をして楽しかった」
「標本がすごかった」
「虫をさわれて、とても楽しかった」
「大きなクワガタや小さいクワガタもいて、びっくりした」
「プレゼン資料がわかりやすかった。お話もわかりやすかった」
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②横浜大空襲と終戦直後のお話を聞く会
「横浜大空襲の語り部」として登録していらっしゃる、志村 瑞雄さんに「横浜大空襲と終戦直後のお話を聞く会」を担当していただきました。
参加者は、戦争を知らない8歳のお子さまから戦争を体験された80歳代の方と幅広い年齢層の方々でした。
志村さんは、第二次世界大戦を横浜市内で幼少期に経験していらっしゃいます。
今回のクラスは当時の写真を共有していただきながら、当時の様子をお話してくださいました。
戦時中、洋服を自由に買えず、国から配給券が支給されたこと、その貴重な配給券を見せていただきました。
1945年5月29日に横浜大空襲があり、横浜をB29(爆撃機)が爆撃し、多くの人々が亡くなりました。
志村さんは家族と逃げ惑い、今でもその経験を鮮明に記憶されていらっしゃるそうです。
戦後は、志村さんが焼け跡での耐乏生活について、赤裸々に当時の写真とともに語ってくださいました。
現在、志村さんは戦争の体験談を通して、次の世代に平和の大切さを伝えたいと活動されています。
<参加者からの感想>
「このような機会がないと第二次世界大戦を経験した方から直接お話を聞くことはできないので、良い経験になりました」
「戦争を体験した人のひとりひとりにすごいドラマがあるのだと思いました」
「写真があって、わかりやすかったです」
「戦争の体験者が少なくなっている中、今回の企画は良かったと思います」
「私の親は昭和6年生まれで、子どもの頃は毎日の雑談の中に戦争の話がありました。若い人やお子さまづれの方が聞きに来ていて感動しました」
※南区「街の先生」として、「イベントに呼びたい」などのご要望がありましたら、みなみラウンジの市民活動担当宛にお問い合わせください。